6月4日 柴又100K
 
 

 柴又100K ~東京↔埼玉↔茨城の道~ 走って(歩いて)きました!

 100キロウルトラマラソンは今回で4回目。3年前のサロマ湖100キロの10時間39分のベスト更新を目標に臨みましたが…。

 6月3日、昼まで仕事をして14時55分の新幹線で東京へ。御徒町のビジネスホテルに宿泊しましたが、スマホ持っていない私はプリントしておいた地図でもホテルがわからず30分ほど彷徨うことに。上野界隈は外国人と思われる方も多数いて賑やか(むしろ喧騒)でした。何とか宿に到着し、夕食はココ壱番屋でメンチカツカレー。世界卓球後就寝。

 

ココイチのカツカレー

ドロップバック

ポーチに持参

ドロップバック分

サロマ着て走ります

最強の自分に挑戦中!

 3時30分起床。朝食はコンビニで買っておいたおにぎりなど。京成上野駅5時18分発の電車に乗り込む。朝の5時というのに上野の街は、若者と外国人観光客がたくさんいました。高砂で乗り換え柴又に5時52分着。乗り換えの駅ではウルトラ参加者であふれんばかりの混雑でした。歩いて会場に到着、荷物やドロップバック預けてトイレを済ますともうスタート時間になる。

 6時50分。Cブロックスタート。長い1日の始まりだ。


 コースは江戸川の河川敷を茨城県五霞町まで50キロひたすら北上。折り返し再び東京柴又へ戻って来る。エイドは20か所。ほぼ2.5キロ置きに設置。ドロップバックは50.4キロの五霞町エイドに届いている。

 スタート直後は幅6mくらいの狭い道路。犬の散歩の方やランナー、チャリダーも走って来る。2キロ過ぎから砂利道へ。砂利道などの未舗装道路は4か所ほど(往復で8回?)。

最初の5キロは27:21。次の5キロも26:29。

10キロを53:50秒 とほぼ予定通り。

10~20キロは53:25

20~30キロも57:10
 とまずまず。

 後ろにつけられているなと感じていたら「ペース一定でいいフォームですね。自分より速い人についていかせてください」と声をかけられた。30代くらいの婚活中という男性。ウルトラは2回目。「でも毎回後半撃沈するんですよ」と話すも30キロくらいまではついてきていたようだった。

 30キロを過ぎると向かい風がますます強くなってきた。河川敷なので風を遮るものもなく、日陰もない。思うように走れなくなる。39.1キロのエコ・スポいずものエイド。トイレ休憩、きゅうり、トマト、おにぎりをいただき、地元の方々に声援をもらい出発。

30~40キロ 65:55

 45キロあたりから再び未舗装道路を走る。もうキロ6:30~7:00ペースだ。

40~50キロ 67:48

50キロを4時間58分08秒
。30キロまでのサブ10貯金は使い果たす。

 五霞町エイドではゆっくり休むことにした。エイドできゅうり、うどん、トマトをいただき、頭からかぶり水。ドロップバックを受け取り日陰で少し横になる。やはり腰が痛くなる。ウオークマンはここで外し、ジェルなど補給し出発。ここでの休憩は15分ほどだった。

 エイドを出発してすぐ両足のふくらはぎがつった。エイドに戻ってエアサロンパスかけるわけにもいかず、リタイアも頭によぎったがしばらくゆっくり走り続ける。1キロほどで収まり走り続ける。復路になったので追い風は吹くはずが、さわやかな微風程度。期待外れだ。

50~60キロ 81:13(休憩除くと66分くらい)

 ここからはエイドの度に水被り、腕や足にも水をかける。おなかに水は溜まっているが、乾燥してるのですぐのどが渇く。

60~70キロ 67:10

 71キロのアミノバイタルエイド。補給とかぶり水。橋の下の日陰でもう一度横になる。河川敷の道路に戻る坂。女性の方が「氷ありますよ」と声をかけてくれた。うれしかったです。75~80キロは32:15とキロ6分30秒まで戻す。ここでペースをあげすぎたのがいけなかったのか、次の給水までの4キロがすごく長く感じた。
どのあたりか覚えていないが、2014年ランスマで放送されていたサロマ湖100キロマラソンで中村優ちゃんと出ていたギリギリランナーの鈴木さんが沿道に。思わず、「ランスマのサロマの時ご一緒でした」と声をかけ握手していただきました。

70~80キロ 73:40 ここまで8時間20分11秒。

 あと20キロ。キロ7でもベストに近い10時間40分だと思っていたが…

 腰の痛み、脱水でのふらつきも出てきて81キロからとうとう歩き出す。腰がつらいので、歩いている人にも抜かれだした。1キロ14分かかっていた。
遠くにスカイツリーが見える。都議会選の選挙カーの声も聞こえてきた。東京に戻ってきた。そして延々と続く先まで見える堤防道路。85キロはキロ9分で通過。エイドでは腰を下ろして休むが、少しずつ復活し走り始める。

80~90キロ 93:06 

 ここからは1キロごとに計測マットがひかれている。応援ナビでかーちゃん見てるんだろうなと思うともう歩くわけにはいかない。エイドでは休んでしまうがなんとかキロ7で走り続ける。91キロ、氷入りのアクエリアスとビールを差し出してくれる沿道の方。冷たそうなビールに手が伸びかけたが、あと3キロ地点ならいただいたのに…。95キロ過ぎにも冷たいアクエリアスを沿道の方が用意していただけました。最後のパワーをいただきます。

 98キロで再び未舗装道路を走り抜け、坂を上って道路に出るとゴールが見えてきた。
ゴール会場に向かう坂道で7人ほど抜き、最後は万歳でゴール。名前もアナウンスしていただき、ゴールテープも切らせていただきました。

90~100 70:48 

11時間24分05秒

 ベストには遠く及びませんが、力は出し切ったと思います。

 ゴール後は荷物を受け取り芝生の上に座り込む。パネルの前で写真を撮ってとお願いし、3ポーズとったが映っていなかった(><)。


 
シャツを着替えてドロップバックも受取り柴又駅へ。参加者案内にあった銭湯MAPで栄湯をさがすが、やはりスマホをもっていない私は場所がわからず地元の方に聞くことに。1人目はだいぶ離れている場所のようで、昔あったお風呂はつぶれたと教えてくれ、もう少し行ったところならお風呂屋さんあるとT字路が見える角まで案内してくれた。

 それでもまだわからず高砂8-16(お風呂は8-15)で再び男性に「この近くにお風呂屋さんありますか」と聞くと指をさして「あそこですよ」と教えていただいた。一緒に歩きながら「マラソン参加ですか。(リュックしょってて)重装備ですね。どちらからですか」と聞かれたので「愛知県、西春からです」と答えると、びっくりしたようで「遠路はるばるご苦労様。私名古屋出身なんですよ」と。「イチローは豊山だったかな」と話しているうちに銭湯の前に。入るなり「いらっしゃい」というので「ご主人だったのですか」とびっくり。

 お風呂で汗を流して挨拶して帰ろうとしたら、奥さんに「西春からみえたかたですか」と呼び止められ「主人が…」と。改めてお礼を言うと「冷蔵庫から好きなの飲んでいきな。ビールでもいいよ」と。なんていい人なんだと思いながら、スーパードライを手に、「駅までの道すがら飲ませていただきます。来年も来ます。(ほんとか?)」と。
 11時間24分のタイムだったからこそ、道に迷ったからこそ巡り合えた素敵な出会いでした。

 20時50分の新幹線に乗り、自宅着は23時。体中熱持っているようで、帰宅後のビールもやめてお風呂に入りすぐ横になったがほとんど眠れませんでした。体のダメージ、胃のむかむかなど、年を取るごとにひどくなっています。

 4回目の100キロ。1年ぐらいたつとまた大会を探してしまいそう。次の100キロは沖縄か宮古島かな?