2月7日 別府大分毎日マラソン

 第65回別府大分毎日マラソン走って来ました。

サブ3ランナーが一番多い大会でも有名な別府大分毎日マラソン。毎年テレビで見ていて、2年前の川内選手と中本選手のデットヒートは今も強く印象に残っています。

あの橋を、あの競技場前の道路を走ることができる。そして今年は新コース誕生となり「きっと走れる、もっと速く」と大会プログラムに表記された。
 私も自己ベスト更新、真のサブ10(といっても3時間10分切りですが…)を勝ち取るべく臨んだのでしたが…。

 今回は親孝行も兼ねてかーちゃん、ばーちゃんと3人での旅RUN。別府参加を決めてからばーちゃんも行く?と聞くと九州に行ったことがなかったらしくすぐその気になったので、4連休を取って旅RUN。

ところが旅行の手配が12月になってしまったので、すでにセントレア−大分空港の土曜日の飛行機は満席で取れず。前日エントリーなので、仕方なく私は新幹線で別府入り。かーちゃん・ばーちゃんは日曜日の朝、飛行機で大分空港へ向かうこととなり、到着後別府駅あたりの5キロ・15キロ地点で応援、その後JRで大分駅に向かい、ゴール後大分駅で私と合流、レンターカー借りて火曜日まで観光する計画でした。

肝心の私のマラソンは、1月の30キロ走や15キロ卒検にことごとく失敗、さらに月末のレース1週間前に熱発(インフルは陰性でしたが熱発前でまだ出ていなかっただけだったかもしれない)、3日(水)の朝まで微熱が続いていて全く走れず、日曜日も出勤して仕事を片付けなければならず、仕事以外はほとんど寝込んでいて不安いっぱいでした。

火曜日までの4連休をいただいたので、熱は下がっても前日の金曜日までみっちり仕事。慌てて荷造りし、6日土曜日の7時54分発ののぞみに乗り込んでからはほっとしたのかずっと爆睡でした。

 小倉でソニック15号に乗り換え別府へ。12時24分到着。4時間30分かかりましたが思ったほど大変ではなかったです。別府駅でかつ丼を食べ、送迎バスでビーコンプラザへ。すでにランナーでロビーはいっぱい。混雑を考慮してか予定時刻の30分前に受付が始まりました。受付後、ランナーの広場へ。受付で配布された500円食券で豚汁、地獄蒸しプリンをいただきました。

 再び送迎バスに乗り込み今度はコースとなる国道10号、スタート会場のうみたまごを通過して大分駅へ。近くでホテルも取れなかったためJRで3駅離れた鶴崎のビジネスホテルで宿泊しました。ホテルすぐ横のレストランで皿うどんを食べ、少し頭痛がしていたので早めに就寝。ホテルの浴場の湯船の段差が思いのほか深く、右膝をグギっと痛めてしまいました。(たいしたことはなかったです)。
 

 
 レース当日。スタートは12時なのでゆっくりできる。7時にホテルで無料の朝食をいただき、9時前の電車で大分駅へ。すでにシャトルバスが来ておりすぐ乗り込んだが、1台前のシャトルバスには「収容」の旗がつけられていた。「収容」バスも送迎に使うのかとびっくりしましたが、私の40人ほど前で出発していきました。次のシャトルバスに乗り込みうみたまごには10時頃到着。
 
 


 うみたまごに到着。人の流れでカテゴリ3は横断歩道を渡って高崎山の駐車場に向かうんだなとすぐわかった。並んでいる列があったので聞くと、待機バス待ちの列だったため20分ほどバス待ち。到着したバスに乗り込み暖かいところでまったりと過ごすことができました。

 アップ、荷物預けも済ませプレラインナップ(ゼッケン番号順に整列)。そしていよいよ12時スタート。後で録画したTV見るまで気づきませんでしたが、タレントのコジルリさんがスタート地点にいたようです。ペースメーカーの設楽選手も見たかったなぁ。

 第65回別府大分毎日マラソンは過去最高の3915人がエントリー。エントリーには3時間30分を切る持ちタイムが必要で、私は24年12月の防府読売マラソンの3時間15分でエントリー。ゼッケンは持ちタイム順に割り当てられているようで、4521番。男性最後の番号が4992なので女子も含めると前に3400人、後ろに500人位いる場所からスタートとなった。

 スタートロスは65秒。ネット計測はないため関門までのハンディとなる場合もある。

 うみたまごから国道10号線を北上し別府温泉をめざし走り出す。5キロ地点に応援のかーちゃん・ばーちゃんが待っているはずだったがたくさん応援される方がいて気づかず。ランナーズアップデートを頼りにスマホチェックのかーちゃんも、選手が通過した後もまだ4521はスタートしていない画面のままだったそうで、私が通り過ぎたことも全く気づかなかったとのことでした。 

 10キロ手前の亀川漁港前で折り返し、16キロの北浜公園前のスペシャルドリンク設置場所でかーちゃん発見。4:30ペースで淡々と走る。10キロでつり止めのタブレット、15キロでジェル投入。

●スタートロス         65秒
                   ラップ     /km  
●5km   0’23”52   22”47   4”33(4:46、4:25、4:39、4:13、4:44)
 2キロ手前でJOGノートリンクのレオさん発見。エールを送る。別府駅周辺は応援の方が多くてかーちゃん達を発見できず。

●10km  0’46”32   22”40   4”32 (4:30、4:27、4:34、4:27、4:42)
 不安はあったがいいペースで走れている。折り返してすぐ10キロ。

●15km  1’08”46   22”14   4”27(4:30、4:30、4:22、4:31、4:21)
 再び別府温泉へ。

●20km  1’31”22   22”36   4”31(4:30、4:32、4:20、4:31、4:43)
 16キロ地点のスペシャルテーブルにかーちゃん発見。ちょっとだけ元気になり再び国道10号を南下しうみたまごへ。

●ハーフ  1’36”19   
 ここまで上出来の走りです



 再びうみたまごに戻り20キロ。国道のバンクに少し苦戦するも25キロまでは予定通りのランでした。

●25km  1’54”03   22”41   4”32(4:30、4:36、4:39、4:39、4:17)
 ペースのあう視覚障害ランナーや東京の女性ランナーと10キロほど並走。

●30km  2’17”25   23”22   4”40(4:37、4:37、4:32、4:46、4:50)
 視覚障害ランナーの伴走者は1キロごとのタイムを知らせる。3時間15分ペースと。28キロから一気に苦しくなった。

●35km  2’43”52   26”27   5”37(5:05、5:05、5:06、5:44、5:27)
 完走目標に切り替え。JOGでダメージを最小限に

 やはりこのペースでの30キロ走ができていないことや、体調不良での調整不足もあって一気に足が出なくなった。息も荒い。ペースが一気に落ちていく。密かに目標としていた昨年の全日本マラソンランキングの記録3時間14分59秒切り(53歳男性249位)を諦め、完走目標に。後はもう引き算。時間内完走のために6分を超えないことだけ頭に入れ、ダメージを最小限に抑えるためのJOGとすることとした。



●40km  3’13”20   29”28  5”54(5:50、5:48、5:51、5:50、6:09)  
 なんとか6分は超えないように走り続ける。女性ランナーがたくさん抜いていく。情けないが何とか完走はできそうだ。

●goal    3’26”27   13”07  5”59(5:55、7:12)
 ゴール手前の時計。ベストタイムを表示させたかったなあ。

 ●total   グロス 3’26”27  ネット 3’25”22 

 完走者は3012名(3915名エントリーなので903名がDNS、DNF)

私の順位は2698位でした。

後日リザルト見てみると30キロまでほぼ同じペースで走っていた視覚障害のランナーや東京の女性ランナーが3時間13分位で走られているので、スピード持久力不足を改めて痛感しました。

 ゴール後、体育館で着替えてすぐシャトルバス乗り場へ。20分位並びましたが16時20分頃に大分駅へ到着。かーちゃん達と合流しレンタカーで鉄輪温泉へ。
  



 宿泊は鉄輪温泉ホテル山水館。大分駅のニッポンレンタカーを出発し、スタート地点のうみたまごを通り、別府駅のコインロッカーで荷物を回収し、5時頃、鉄輪温泉へ到着。途中のコンビニのお兄さん、ホテルの係りの方が別府大分マラソンの選手IDカードに気づき「マラソン走られたのですが」と声をかけていただきました。

 さっそくお風呂へ。まずは6階の天空の湯へ。窓から見える湯けむりが幻想的でした。そしてお楽しみの夕食。ふぐと関あじの刺身、鳥の蒸し焼き、豊後牛のステーキなどおいしくいただきました。

 夕食後は1階の二連風車大露天風呂へ。マラソンのダメージもほとんどないようでゆったりと体を癒しました。3人ともつかれていたのようで22時前には就寝。ぐっすりねたかったのですが、かーちゃんのいびきであまり眠れず…。
 


 8日の朝、6時から再び天空の湯へ。同じホテルに3組マラソン走った方がいたようで、「もう走ってるよ」と朝7時頃ホテルの前を走っているのをかーちゃんが見つけました。

 ホテルを出て地獄めぐりへ。すべて8か所回り、お昼には湯布院を散策。15時にはこの日の宿泊湯の平温泉右丸旅館へ。ナビの案内のまま進むと狭い石畳の道に誘導。車がぎりぎり通れるくらいの下り坂を恐る恐る進む。トラックが前に出てきて三叉路でなんとかやり過ごし旅館の方に聞くと、坂の上の県道の横に駐車場がありそこに離れがあるとのこと。さらに車で石畳を下り、再び県道を戻り駐車場へ。いきなりのスリリングなどらいぶでしたが、離れの宿はロフト付きのおしゃれなお部屋。お風呂、料理も大変満足できましたが、宿泊者の気配もなく、のんびりでした。山から吹き下ろす風がすごくてびっくりでした。

 夕食前に6キロほどほぐしJOGしました。

 


 

のんびり朝食をいただき9時過ぎにチェックアウト。日本一のつり橋「九重夢大橋」へ。

 さほど揺れず、思ったほど怖くはなかったのですが、とにかく風が強い。飛ばされそうで腰が抜けそうになるくらいへっぴり腰になって歩いていたようでかーちゃん達が大笑いしていました。

 高速道路にのりうみたまごへ。ペリカン、トド、イルカのショーがとても楽しかったです。ここで昼食も済ませ、観光の最後は、ランナーの広場でいただいたパンフについていた別府温泉割引券を使って花菱ホテルへ。半額の250円で3人とも日帰り入浴できました。

 17時前に大分空港近くのニッポンレンタカーに着。ここまではよかったのですが、名古屋からの飛行機到着が1時間遅れて20時10分発の飛行機が21時発に遅延。さらに名鉄電車も人身事故の影響で遅れて自宅へ着いたのは23時40分でした。

 それでも親孝行もでき楽しい旅RUNでした。別府大分マラソンはコースとしては走りやすくとてもいい大会ですが、私の走力からすれば関門意識しなければいけないプレッシャーもあり次のエントリーないでしょう。フルのベスト更新は12月と3月でピークのサイクルがいいのかなと改めて思いました。

 次は横浜。去年も愛媛では同じようなタイムだったので、横浜での自己ベスト更新はあきらめてません。また再始動です。